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皮膚科 - 病気

  • アトピー性皮膚炎(せいひふえん)とは?

     症状が良くなったり悪くなったりを繰返し、特徴的な部位に痒みのある湿疹ができる病気です。 またその多くの方が、何らかの遺伝的素因とアレルギーを持っています。
     まずは、それぞれの方で、悪くなる要因が異なりますので、問診を注意深く行い、原因の究明をできる限り行っていきます。 治療は、日本皮膚科学会のガイドラインに準じ、適切に対応いたします。

  • かゆみを伴う乾燥肌(かんそうはだ)とは?

     皮膚の表面には皮脂膜という膜があり皮膚を守っています。 この皮脂膜とは、汗と皮脂が交じりあって出来たもので、しっとりとした肌を作ります。
     冬になると、低温のため汗の出が少なくなり、皮脂膜がうすくなります。 さらに湿度が低く皮膚の水分がどんどん失われてしまい、特に冬は乾燥肌になりやすいです。 またお風呂で石鹸で肌をごしごし洗ってしまうと、皮脂膜が削られたりして、かさかさが更に強くなります。 そのような結果、かゆみや湿疹ができてしまったものを、皮脂欠乏性皮膚炎(ひしけつぼうせいひふえん)といいます。
     治療は、皮膚に保湿剤を中心としたぬり薬を、しっかりと塗っていただきます。


  • じんましんとは?

     皮膚の一部が突然に赤くくっきりと盛り上がり、しばらくすると跡かたなく消えてしまう病気で、多くはかゆみが伴います。
     原因としては、アレルギーによるものと、そうでないものがあります。
     急性の蕁麻疹、あるいは何らかの原因に合致して時々現れるタイプの蕁麻疹では、アレルギー源や、原因を突き止められることも多いのですが、1ヶ月以上もの間、毎日のように現れては消えるタイプの蕁麻疹(「慢性じんましん」といいます)では、ほとんどの場合は原因を明らかにすることができません。
     また、内臓の病気とも関係ないものがほとんどです。 この「慢性」のじんましんは、心身のストレスにより悪化することが多いので、それまでおさまっていた蕁麻疹が再び悪くなったときは、ストレスや疲れがたまったサインと考えて、自分の体と向き合ってあげるいい機会かもしれません。
     治療としては、症状の有無に関わらず、しばらく薬を飲み続ける必要があります。 しかしそのようにしてうまく症状をコントロールしていくと、少しずつ薬の量を減らしていくことができます。

  • いぼ・水イボとは?

     イボは、HPVというウイルスが感染してできる病気です。
    ですから、人にうつる可能性がありますが、正常で健康な皮膚には感染できません。 小さな傷があったり、ガサガサ肌だったり、また免疫力が低下している場合、うつりやすくなります。 逆に、免疫力が高まった場合、自然治癒することもあり得ます。
     治療は、一般的には液体窒素による凍結療法を行いますが、治療後の疼痛を伴うことが欠点です。 そこで当院では、疼痛が少ないモノクロロ酢酸による治療を行っております。
     水イボは、伝染性軟属腫ウイルスの感染症です。水イボも、免疫力で自然治癒することがあります。ただし、あまり増えすぎると、痒みを伴ったり、他人に感染させたりするので、「ミズイボとり」を行う必要があります。
     当院では、局所麻酔薬をのテープを用いて、痛みなく、水イボを除去する治療を行っております。

  • 魚の目(うおのめ)とは?

     皮膚の一部が、歩いたり骨があたったりなどの慢性の刺激を受けて角質層が厚くなる病気です。 真ん中に皮膚の芯のような硬い部分があり、痛みを伴います。 当院では、硬くなった角質を除去し、その後の痛みの予防も指導しております。