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内科 - 病 気・症 状

  • 風邪(かぜ)・インフルエンザとは?

     一度は、「かぜ」を引かれた経験がある方が、ほとんどではないでしょうか? 
     また、「かぜ」という病名も、とてもなじみある病気です。そもそも「かぜ」とは、どういったものなのでしょうか? 
     「かぜ」とは、主に鼻水、のどの痛み、咳・痰などの症状を起こす、感染症のことです。 その感染のほとんどは、ばい菌でなく、ウイルスによって起こるといわれており、しかも「かぜ」を引き起こすウイルスだけでも、200種類以上もあるといわれています。 このように原因の種類があまりに多いですから、普通のかぜは、原因ウイルスを特定することはしませんが、症状によって、原因を特定するための特別な検査や、治療を要する場合があります。 その代表が、インフルエンザウイルスやノロウイルスです。
      インフルエンザは、普通のかぜより症状が重く、また高熱・関節痛などがいきなり現れるのが特徴です。 また、普通のかぜは、鼻水や唾液から感染しますが、インフルエンザウイルスは、普通の風邪ウイルスと違い、空気中にただよって長時間生存することができるので、ウイルスがいる空気を吸い込むだけでも、感染してしまいます。
     その他、かぜと似た症状を呈する疾患に、扁桃腺炎・肺炎・ノロウイルス感染症など、さまざまあります。 当院では、インフルエンザ、マイコプラズマ、ノロウイルスの検査なども行い、各原因に対応した治療を目指しております。
  • 高血圧症(こうけつあつしょう)とは?

     140/90mmHg以上の血圧を、高血圧症といいます。(家庭で測定の場合は、135/85mmHg以上)日本人では40~74歳の人のうち男性は約6割、女性は約4割が高血圧といわれています。
     意外なことに、これほど患者さんが多いにも関わらず、なぜ高血圧になってしまうかは、未だよく分かっていません。 しかし高血圧になりやすくなる危険因子というのがあります。 遺伝・肥満・糖尿病・高コレステロール血症・喫煙・塩分の多い食事、飲酒の習慣などがそれにあたり、これらを多く持っている人ほど、高血圧になりやすいといえます。
     高血圧症はほとんど症状がないため、実際に測定しないと、高血圧と気づきません。 しかし怖いのは、気づかずそのまま放置していると、血管が硬くなる動脈硬化が進行し、心臓や脳の血管に負担をきたします。 その結果、心臓病や脳卒中などの病気を引き起こすと言われています。 国民の血圧が平均2mmHg下がれば、脳卒中による死亡者は約1万人減り、循環器疾患全体では2万人の死亡が防げると、試算されています。(健康日本21より)
     ですから、血圧を測定して管理していくことが、大事です。 しかし、適当な時間や場所で測定してしまうと、値が常に変動してしまい、あまり参考になりません。 そこで、安静な状況で、かつ決まった時間に測れる家庭での血圧測定がとても重要となります。 高血圧症と診断された方、または心配されている方は、まずは肘で巻くタイプの血圧計で、家で測定してみましょう。

    家庭血圧の測り方

    1.朝は起きてから1時間以内に。 排尿後で、朝食前、降圧薬を飲む前に
    2.夜は寝る前に
  • 糖尿病(とうにょうびょう)とは?

     糖尿病の疑いが強い人は、全国に890万人もいるとされています。
    そのほとんどが、2型糖尿病と呼ばれるタイプの方です。 2型糖尿病とは、血糖値を下げるホルモンの出が悪くなったり、ホルモンの効きが悪くなるために、ブドウ糖が体内にうまく取りこめず、血液中の糖が高くなる病気です。
     糖尿病が怖いのは、しばらく自覚症状が、ほとんどない事です。 しかし、放っておくと、手足のしびれや壊疽、目の網膜症による視力低下や失明、腎不全(透析の原因の一番は糖尿病です)、脳卒中・心筋梗塞などの血管疾患を発症してきます。 いろいろな臓器に支障をきたす怖い病気なのです。 糖尿病で亡くなられる方は、年間約14000人もいらっしゃいます。
     食べ過ぎや運動不足などの生活習慣が関係している場合が多いのですが、なかなか、生活習慣を改善するのは大変です! でも、それが治療において肝心なところでもあるので、まずは一緒に少しずつ出来ることから改善していきましょう。 治療としては、最近、いろいろな飲み薬や注射がありますので、それぞれの患者さんにあった治療を行っております。 また、当院では、栄養管理士による食事指導も行っております。

  • 脂質異常症/高脂血症(ししついじょう/こうしけっしょう)とは?

     中性脂肪やコレステロールが高い脂質異常症の人は、潜在患者さんも入れると、2200万人もいるといわれています(平成12年厚生労働省循環器疾患基礎調査より)
     中性脂肪やコレステロールが高いままだと、脂が血管の壁にへばりついて、血管が硬くなり、動脈硬化となります。 そのまま動脈硬化を放置していると、高血圧を悪化させたり、心筋梗塞や脳梗塞、腎臓病などの、こわい病気の原因となります。
     高脂血症は、何より、食事が大事です。
    コレステロールが高い人は、まずはコレステロールが高い食材を控えましょう。 具体的な食材は、卵・魚卵・イカ・タコ・レバーなどです。 また、コレステロールを下げる食材をしっかり取りましょう。 具体的には、野菜・果物・きのこなどの食物繊維・海藻類・青み魚などです。
     中性脂肪が高い人は、お菓子や果物など、糖分を控えましょう。 また、アルコールも控えましょう。
     当院では、頸動脈エコーで、動脈硬化の程度を評価しております。

  • 胸焼け・みぞおちあたりのお腹の痛み

     胸焼けや、みぞおちあたりのお腹の痛みの原因として、逆流性食道炎、胃・十二指腸潰瘍だけでなく、胆石発作、心臓や肺の病気、薬などでも起こることがあります。 当院では、胃・十二指腸潰瘍が疑われる患者様には、ピロリ菌検査を施行しております。 また、内視鏡が必要な方は、提携病院に紹介させていただいております。 そのほかの病気に対しても、適切な検査と治療を行っております。

  • めまい・ふらつき

     めまい・ふらつきと一言に言っても、ぐるぐる目が回る感じや、ふわふわフラフラする感じなど、症状は様々です。 原因としては、耳から起こることが最も多いですが、その他、小脳や心臓の弁膜症、貧血、糖尿病など、多くの原因が考えられます。 症状に応じた検査および治療を目指しております。 また、耳鼻科あるいは脳外科の詳しい検査が必要な場合、提携病院を紹介させていただいております。

  • 胸が苦しい・息苦しい・胸の痛み

     肺炎や気管支喘息や気胸など、肺や気道の病気だけでなく、心不全や狭心症などの心臓が原因であったり、過換気症候群といった不安やストレスからくる場合もあります。 必要な場合、採血・胸部レントゲンや心電図などで、肺や心臓が問題ないか検査いたします。

  • 長引く咳

     胸部エックス線や聴診検査で異常がないにもかかわらず8週間以上せきが続く外来患者のうち、半数近くが「せきぜんそく」であると言われています。 最近では、美智子妃殿下が診断されておられたので、聞いたことのある方も、いらっしゃるかも知れません。
     主な症状は、痰の絡まない「咳のみ」です。 治療は喘息の前段階として、喘息に準じた治療を行います。 また、頑固な咳が何日も続く場合、その他にも百日咳、肺炎、慢性閉塞性肺疾患、アトピー性咳などが原因の場合もあります。

  • 頭痛

     くも膜下出血や髄膜炎など命にかかわるものから、ちくのうや頚椎症、薬など、頭以外に原因があるものなどさまざまです。 またよくある頭痛としては、「ズキンズキンする」片頭痛や「頭が締め付けられるように痛い」緊張性頭痛があります。 当院では、脳に異常が無い頭痛の場合、まずは頭痛の誘因を改善した後、内服治療を行っております。